動画
今回も全体の流れを動画にしたので是非ご覧ください。
自作ドローンに使用するパーツを切削している動画です。
今回は、前回紹介したCNC3018Proを使って実際にMDF材の切削を試していこうと思います。
MDF材とは
MDF材というのは中密度繊維板の略で木質繊維を原料とする成型板の一種です。
Wikipediaより引用
CNCについて正直かなりの初心者なので詳しいかたは優しく教えていただけるとさいわいです。
切削に必要なデータの作成
CADでデータを作成

まずは3Dデータを作っていきます。使用しているのはオートデスクのFusion360です。直感的に使えるので非常に使いやすいです。個人的に一番使いやすいCADソフトです。
Fusion360はこちら
CAMでGcodeを作成

続いてGコードを作っていきます。こちらも使用するのはFusion360です。
Fusion360にはCAD、CAMの両方の機能が入っているため、とても使いやすいです。
CNCがどのような動きをすればよいかという情報が作れます。
GrblにGcodeを読み込ませる

次に今作ったデータをCNCのコントロールソフトに読み込ませます。
GrblというソフトでCNCに付属していたCDに入っていました。
使い勝手は正直微妙ですがわかりやすかったです。
キーボードの矢印キーでCNCが操作できれば直感的で良いのになぁーって思いました。
実際に切削する

エンドミル
今回使用したエンドミルはこちらの2mmのフラットエンドミルです。
切削速度
切削速度は毎分200ミリで、1回の切り込み深さは1ミリです。
MDFなのでこれくらいの速度でも問題なかったです。
結果

2mmのエンドミルを使ってMDF材を削ってみましたが、十分使い物になるレベルの切削が出来ました。
しかしスピンドルモーターの回転数、トルク共に小さく、アルミニウム板の切削には厳しい気がします。
そこで次のような対策方法を考えました。
- 775モーターに接続する電源を別電源(24V)で確保する
- ブラシレスモーターを使用する
今後はアルミニウムの切削メインで使っていきたいので、
僕はブラシレスモーターでスピンドルの自作をしていこうかと思います。
あと、スピンドルモーターを支えるフレームの強度が正直微妙です。
アルミ切削できるか心配になってきました。
小さくて軽いパーツが多く使用されているため、振動が非常に大きいです。
これに関しては今後なんとかしていこうと思います。
終わりに
15000円のCNCとは思えないくらいよく切削出来ていました。
ただ若干ズレはあるようで0.5ミリくらいの誤差は想定しておいたほうが無難かもしれません。
今後はスピンドルをブラシレスモーターを使って自作していこうと思います。
ご覧くださり、ありがとうございました。
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