お久しぶりです、技術箱です。最近ずっとブログさぼってましたが、ジャンクグラボがなかなか届かないのでブログを書いて暇をつぶそうと思います。
本当はYouTubeの動画編集をしなきゃいけないのですが、約半年まともな記事を全然書いていなかったので今回はリハビリとしてブログ書いていきます。
このブログはあくまでもグラボ修理初心者向けに書いておりますので、グラボ修理上級者にとっては常識かもしれませんし、「違うだろー!」ってなるかもしれません。
グラボ修理に必要な道具
測定器
テスター マルチメーター

間違いなく必須です。グラボ修理に挑戦したい方は買いましょう。
主に使う機能は、導通チェッカー・抵抗測定・電圧測定です。安価なものにもこれらの機能はついていますが、グラボ修理をする場合は周波数測定機能がついているものがお勧めです。周波数測定機能がついていると、オシロスコープ無しでもすべての電源フェーズが動作しているかどうかが確認できます。
私の場合は1台壊れると何もできなくなってしまうので、一応予備も持っています。
オシロスコープ

なくてもたいていの場合解決できますが、あったほうが修理できるグラボの幅が広がると思います。
私は持っていませんが、お金がたまったら買いたい測定器の一つです。
半田関連
ヒートガン

グラボ修理の場合はんだごてよりもヒートガンのほうがよく使うといっても過言ではありません、必須です。
グラボについているほとんどの部品がSMDですからね。チップ抵抗・チップコンデンサー・FET・ダイオードなど様々な部品を交換するときは
はんだごて

ヒートガンも必須でしたが、はんだごてがないと話になりません。
ピンセット
これも必須です。グラボに使われている抵抗器は0402と呼ばれるサイズがほとんどです。
0402というのは、幅0.5mm長さ1mmの抵抗器やコンデンサのサイズを指す言葉で、これをはんだ付けするには必須です。
グラボ修理におすすめのピンセットは、長くて先端が針のようにとがっているものです。
先端が細いと部品からピンセットへ熱伝導しにくいほか、VRAM(ビデオメモリ)を交換するときなどはPCBとダイの隙間に差し込みやすいです。
長いといい理由は、片手にピンセット、片手にヒートガンという体制で作業するため、短いと熱くて手が震えてしまいます。
それでも手が震えてしまう場合は、恥ずかしがらずに軍手をするといいでしょう。
さらに、↓のように断熱用の穴が開いているとよいと思います。

フラックス

必須です。これがあるとはんだのノリがよくなります。
こちらの動画をみるとイメージがつきやすいと思います。
グラボ修理は細かい部品をはんだ付けする必要があるため必須です。
ペースト半田

なくてもできるかもしれませんが、個人的にはあったほうがいいと思います。値段も数百円ですし。
QFNパッケージのICをはんだ付けするときに役立ちます。
プリヒーター

必須というわけではないですが、あったほうがいいというのは間違いないです。
QFNパッケージのICやDr.MOSのパッドにはサーマルリリーフなどはなく、ヒートガンだけだと十分に温度が上がりません。そのため、ヒートガンで加熱する面の裏側からも赤外線により予熱しておくのがプリヒーターです。
最近注文したので、届いたらレビューしようと思います。
リワークステーション
これ持っている人はかなりの上級者だと思います。初心者の技術箱は持っていませんし、買う予定もありません。本業でやっている人か、お金に余裕のある社会人は買えばいいと思います。
パソコン一式とその他いろいろ
ROMライター(CH341A)

特にマイニング落ちのRadeon RX470あたりのおもちゃの場合、VBIOSを書き換えようとして失敗したグラボを修理することもあると思います。そのときにこれがあると便利です。一応Windows上からATIフラッシュとかNVフラッシュでできるみたいですが、私はコマンドで操作するソフトに慣れていないためROMライター使ってます。NVIDIAでもVBIOSを書き換えたいってときはあると思います。
あと、値下がってきたらRTX470/570 4GBをRX580 8GBに改造して遊んでみようかと思います。
もうすぐETHがPOSになるみたいなんでもう遅いですけどね。やってる人はもうみんな稼ぎまくったんじゃないかと思います。多分、初期のころにVRAMをトレイレベルでまとめ買いして張り替えてマイニングしたら相当儲かったんじゃないかと思いましたが、もう遅いです。
ライザーカード

マイニングでよく使うアレです。グラボ修理の場合、PCBを机に置いて電圧測定することができるため、あると非常に便利です。技術箱の場合は修理に毎回使ってます。

パソコン一式
技術箱は初めてパソコンを自作したのがRyxen9 3900XですのでZen+以前の状況がどのようだったかは詳しくないですが、Intel 2000番台~4000番台あたりの安価なCPUと安価なマザボと組み合わせてグラボ修理するのがいいかと思います。
あと電源にはPCIEの分岐ケーブルを付けておくとどのようなグラボにも対応できてよいでしょう。
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