ジャンクのRTX2070Superを自分で修理 ファン全開・映らない

グラボ修理

ファン全開・映らないRTX2070Superの修理に挑戦

やはりグラボ修理ネタは管理人のブログの中でも比較的人気のようですので、引き続き記事にしていこうと思います。管理人のHDDには700GBくらいグラボ修理の様子を撮りためた動画がありますので、それを編集してYouTubeに上げつつ、ブログにもしていこうと思います。

YouTube動画

修理成功までの流れ

電源端子の抵抗値確認

分解前に短絡していないかどうかを確認します。テスターをダイオードレンジに設定して、短絡を確認します。2本のプローブが導通すると、音が鳴ることで確認できます。まずはPCIE-12VとPCIE-3.3Vの抵抗値確認です。

カードを手前にしてPCIE電源端子の一番左が12V、右から4つ目が3.3Vです。

続いて補助電源12Vの抵抗値の確認です。今回電源の抵抗値はすべて正常でした。

起動確認

スマホに映っているのがPCIポストカードです。パソコンがどのような状態かを判断することが出来ます。

起動すると、1度認識されたもののすぐにファンが全開になってしまいます。

分解

分解に使用しているのはアリエクの電動ドライバーです。回転数が速くクラッチもついているため精密な用途にも安全です。

購入(Aliexpress)

管理人が購入したものは、AC100~240V/50~60Hzに対応したACアダプタが付属しました。

分解すると以下のような基板がでてきました。

各レールの抵抗値確認

これは回路がどこまで動いているのかを確認するものではなく、各レールとGND間の抵抗値を測っているということに注意してください。

NV_VDD以外は正常でした。

何度か電源を入れていると、NV_VDD周辺がとても高温になることに気が付きました。

また、コアは電源を入れた直後に強い発熱がありますが、すぐに熱が引いて行ってしまいます。

発熱箇所を調べるには↓のようなロジンディスペンサーと呼ばれる装置をよく用いますが、持ってないのでパーツクリーナーで代用しました。

購入(Aliexpress)

結果、以下の箇所から勢い良くパーツクリーナーが蒸発しました。

NV_VDDのDr.MOSを交換

強い発熱が確認できたDr.MOSを交換します。当時かなり輸入経路が混んでてなかなか届かなかったです。今は1USD=140JPYくらいですのでかなりすぐ来ると思います。

交換したNV_VDDのDr.MOSが動作しているかを確認

交換したDr.MOSが正常に機能しているかどうかを調べます。

テスターを周波数測定モードに切り替え、NV_VDDコイルのDr.MOS側とGND間に当てます。

正常に動いた場合、NV_VDDコイルのDr.MOS側は高速で電圧が上下するはずなので周波数として測定することが出来ます。

今回は無事に動いていました。

修理成功

今回も無事修理成功です。

ベンチマークテストも問題なさそうです。

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